御三家の入試も突破可能!真の実力は家庭教師で身につける

塾と家庭教師の役割

塾と家庭教師は使い分けが重要

よく話題に上るのが、中学受験対策には塾と家庭教師のどちらが有効かという話。

この点で迷われるお気持ちはよく分かりますが、まず前提としておきたいのは、両者はそもそも役割が違うということ。どちらかを選ぶのではなく、それぞれの役割に合わせて選ぶか、併用することが重要です。

結論から言えば、学習塾のカリキュラムでカバーできない部分を、家庭教師で手厚くフォローするのが効果的な選択。その理由を、以下で解説していきたいと思います。

塾と家庭教師の役割とは?

学習塾

塾には、考え抜かれた受験対策のカリキュラムが用意されています。限られた時間で合格に必要な範囲を学習し、入試の対策ができるようになっています。難関校の合格へのノウハウやテクニックを豊富に持っているので、入試突破に特化した指導を受けることができます。

したがって、中学受験対策の基本は学習塾にあると考えてよいでしょう。実際、中学受験をするかどうかに関わらず、高学年になれば学習塾に通わせることはもはや常識となっています。

学習塾のスタイルもいろいろあります

学習塾といってもさまざまなスタイルがあります。まず大きく中学受験のための「進学塾」と、公立中学への進学を前提とした「補習塾」とに分けることができますが、大手学習塾の中には「中学受験クラス」と「公立中学進学クラス」に分けているところも多くありますので、境界線はなくなっているのですが、内部ではカリキュラムや講師のレベルなど、はっきりと分けられています。

集団指導タイプ

中学受験を考えている方がまず思い浮かべるのは、知名度の高い中学受験専門のいわゆる「進学塾」なのではないでしょうか。地域によっても異なると思いますが、「中学受験をするならここ!」という進学塾を数カ所は思い浮かべることができると思います。これら大手の進学塾で多いのが、1クラス10名以上という、比較的大人数での授業スタイルだということ。生徒数も多いため、大きな校舎に教室がいくつもあり、ホワイトボードを使って集団での授業が展開されます。スタッフの数も多く、授業前後には塾の外で生徒たちを出迎えたり見送る姿を目にしたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

このような塾は多くの場合、月に1回程度の模試を受け、その成績によってクラスが編成されます。クラスによって授業内容や講師のレベルも変わりますから、難関校への受験を希望している場合、一番上のクラスに入るというのは必須条件です。

ところが生徒数が少ない塾では、いくらレベル別にクラス編成をするといっていても、実際はクラスを分けることができないという事態に陥っているというところもあります。

確かに4年生くらいまでなら、中学受験のための基礎を固めているという段階ですから、それでも良いかもしれませんが、徐々に難易度別の問題や、志望校に合わせた問題などを解いていくようになりますから、レベルを分けられないとなると授業レベルの照準を合わせにくいので、効率の良い学習ができませんし、どうしても無理が出てきてしまいます。

ですから、入塾のを検討している段階で、説明会などに行ったとき「何クラスあるのか?」と質問をするという人が多いです。

少人数指導タイプ

それから、1クラス10名以下という少人数で授業を行う塾もあります。大手進学塾の中にもこのようなスタイルをとっているところもあります。また、机の配置をV字にし、6名定員にしている塾もあります。それぞれ人数を比較的少なくしている理由がありますが、生徒側が質問をしやすい、講師側が生徒の習熟度を把握しやすいなどが主なメリットといえます。逆にデメリットは、教室によって講師の質や雰囲気など差があるということです。ですから同じ塾であっても複数の教室を見学し、比較してみると良いでしょう。

個別指導タイプ

そして個別指導塾という選択肢もあります。こちらは講師1名に対して生徒2名の形式と、講師1名に対して生徒2名のところがあります。1対2の場合、講師が1人に説明をしている時に、もう1人は演習問題を解くというスタイルです。だから「無駄がない」という説明をする個別指導塾が多いです。一方1対1の場合は、どうしても費用が高額になってしまいがち。塾講師は大学生も多いのですが、特に個別指導塾は大学生がほとんどです。中にはプロの講師というところもありますが、相場は週1回1時間〜1時間半の授業で1回1万円と、高額です。知名度の高い個別指導塾で、とても安い費用で始められるとアピールしているところがあります。実際に説明を聞きに行ってみると、それは映像での授業であったり、学生の講師(有名大学ではない)だったり、受験学年の費用ではありません。結局、受験学年でプロ講師にお願いするとなすと、前述の相場通りで、決して「始めやすい」費用ではないのが実情です。

個別指導塾の場合、特に教室の環境が大切です。他の生徒とのブースがしっかり仕切られていないと集中しにくいことも多いです。費用は同程度でも、しっかりとブースが個室のように分けられ、ホワイトボードが設置されているところもあれば、長いテーブルを簡単な仕切り1枚で仕切ってあったり、ブース間が狭く、周囲の声が気になるようなところもあります。そのあたりは事前の見学でしっかりと確認しておくと良いでしょう。

個別指導塾ってどうなの?

個別指導では、やはり1対1をおすすめします。1対2では、やはり自分のペースで質問をすることができません。生徒二人も違う学年だということもあり、講師の指導レベルが余程高くない限り、なかなか満足のいく学習環境は作れないことが多いものです。

個別指導であれば、やはり妥協せずに講師の出身校や指導レベル、実績などを見て、確実に成績が上がる講師を選ぶのが良いと思います。費用は高いのですが、長期休み中の講習や合宿など特別なことをしなくても済むことも多いのです。個別に指導してもらえ、効率よく授業が進められている個別指導塾では、カリキュラムも生徒に合った内容を作ってくれていることが多いので、受験までの期間を逆算して必要な授業数を出していきます。ですから志望校に合わせた指導をきめ細かくしてくれますので、集団指導タイプの塾と比較すると、比較的時間数は少なくて済むというケースが多いです。費用的に4教科全て個別指導塾というのは難しいので、全教科集団塾にして、苦手な教科だけを家庭教師のような感覚で、個別指導塾にも通う、というやり方もおすすめです。また、例えば受験まで十分な時間がないという場合などは、短期間でとにかくレベルを上げなければいけません。そのような時には、やはり個別指導塾がおすすめです。

家庭教師

家庭教師は、子どもの問題点を改善するための重点的な指導や、塾での学習でこぼれ落ちてしまう部分をフォローする役割があります。

塾は、カリキュラムが決まっているため学習の進み方も決まっています。子どもが苦手な分野やよく理解できていない部分があっても、塾の指導は進んでいってしまいます。

分からない部分や苦手な部分をフォローして、穴のない受験対策をするには、家庭教師の支えが効果的です。子どもによっては、塾では質問をしにくいというケースもあります。家庭教師なら質問をしやすくなるので、分からないところを徹底的に潰すことができます。

また、塾での学習は受け身になりがち。しかし、家庭教師は一対一の学習指導。理解していなかったり、表面上の理解しかしていない場合は、ハイレベルな家庭教師なら見抜くことができます。学習内容をしっかりと理解させ、塾での学習をより効果的に定着させることができます。

学習塾と家庭教師の役割の違い

学習塾は、やはり受験に関する情報量が豊富であるということから、受験の「情報基地」的な役割を担っているといえます。

定期的に行われる面談などを通して学習状況や学習面での悩みを共有できたり、志望校を決定するときにも心強いパートナーになってくれることでしょう。また、そのような面倒見がよく、情報をしっかり持っている塾を選ぶべきです。

また、塾によっては私立中学校とのパイプを持っているという場合もあります。塾主催の私立中学校を紹介するイベントなどがあったり、入試問題の傾向や対策など、より詳しい情報を入手できたりと、非常に大きなメリットがある場合も多いので、事前に確認してみると良いでしょう。

それから受験間近の子どもの大きな心の支えになってくれるのも、役割の一つです。特に集団塾などでは、合宿や講習では子どものモチベーションを上げる工夫がされています。スローガンや目標をみんなで叫ぶ、必勝ハチマキを巻いてみんなで頑張る、そういった一つ一つのことが、子どもには大きな心の支えになってくれるでしょう。個別指導塾では、講師との深い人間関係の中で、また違った支えと安心を得られると思います。

家庭教師は、何といっても家に来てくれますから、塾の送迎の手間も、一人で通塾する心配も要りません。子どもは自宅なので、リラックスしていますから何でも気兼ねなく質問できます。人間関係も個別指導塾よりもさらに深い関係になります。子どももお兄ちゃん、お姉ちゃんができたような充実感を持てることでしょう。そんな信頼関係から安心感が生まれ、とても良い学習環境を生むと思います。大切なのは、どんなに仲良くなっても授業は緊張感を持って向き合うように、子どもに伝えてあげることです。家でも塾と同じ、「勉強の場」であることを意識することで、より充実した時間を過ごせるでしょう。

難関校を目指すなら併用が理想

学習塾で用意されるカリキュラムは、確かによく研究されていて、優れたものが多いのは事実。しかし、子どもがそれを全て塾で身につけられるとは限らないのです。

塾での学習を効果的にするために、家庭教師によるフォローは欠かせません。難関校の合格を目指すなら、学習塾と家庭教師を併用するとよいでしょう。

家庭教師をいうと、「勉強ができない子や、やる気がない子に家庭教師が全教科教える」というイメージを持っている方が多いのですが、最近では難解な受験問題を塾の授業では理解しきれないので、その補習は欠かせません。塾で分からなかったところをピンポイントで質問ができる家庭教師の存在は、難関校受験には必要不可欠といえるかもしれません。

東京の難関中学に合格するための塾・家庭教師選びのポイントを紹介!

東京の難関中学に合格するためには、塾と家庭教師を併用することが大切。 そして、塾と家庭教師選びは、以下のポイントを踏まえて妥協せず慎重に行いましょう。

塾選びに欠かせない3つのポイント

単に合格実績があるから、有名な塾だから、友達が通っていてすすめられたからといった理由で塾を選んでしまうのは避けましょう。我が子にとって良い塾かどうか、客観的に判断することが大切です。

1. 塾の雰囲気・環境

塾のパンフレットやチラシに書かれている文言や、学習カリキュラムだけでは、実際にその塾の雰囲気・環境は分かりません。

例えば、子供達がどれだけ集中して授業に挑んでいるか、授業中に講師がきめ細かいフォローをしてくれているか、授業中騒がしいことはないかといったことは、実際塾の中にいないと判断できないのです。

しかし、そういった雰囲気・環境は、学習意欲には大いに関わりますし、それ次第で結果は違ってきます。塾の雰囲気・環境を知るには、体験授業を受けてみることです。もちろん、その際は保護者も同伴し、講師、授業内容だけではなく、授業を受けている子供達のこともチェックするようにしましょう。

程よい緊張感があり、それでいて質問をしやすい雰囲気、適度な競争意識が働いているそんな環境の塾がおすすめです。

2. 通いやすさ

中学受験対策の場合、塾には週2~3日、夏休み、冬休み、春休みは毎日通うこともあります。そのため、これだけ頻繁に通うのに負担にならないということも大切です。住んでいる地域によっては、どうしても電車、バスを利用しなくてはいけないことになるかと思いますが、その際は駅、バス停に近いほうが良いでしょう。 また、万が一決まった時間に塾に来ていないときは随時連絡をくれるような面倒見の良い塾にしておくと安心です。

3. 合格実績は校舎毎に確認

難関中学を目指す場合、合格実績を確認することはやはり大切。というのは、合格実績の高い塾であればあるほど、その学校ごとの出題傾向を徹底的に分析し、それに合わせた指導を行っているからです。

ただし、複数の校舎を持つ塾の場合、合格実績は塾全体ではなく、通うことになる校舎のものだけで判断するほうが良いでしょう。同じ塾であっても、講師も環境も異なるからです。

また、合格実績だけに振り回されないようにすることも大切。いくら合格実績があっても、我が子にあった環境の塾でないと結果は伴わないからです。

家庭教師に欠かせない3つのポイント

家庭教師選びは、先生を選ぶことになりますので、それだけに難しい面もあります。しかし、だからこそ信頼できる先生を選ぶ目が必要です。また、一番重点をおきたい教科はどの教科なのか、男性、女性どちらのほうが子供にとっては良いかなどを事前に考えておくようにしましょう。

1. 出身学校・出身塾

先生の出身学校や出身塾によって、先生がどのような勉強をしてきているか、どの教科が得意かをはかることができます。例えば数学に力を入れたい場合は、理数系の先生を選ぶと良いでしょう。ただし指導力については別問題ですので、それだけで判断するのは危険です。

2. 相性・性格

家庭教師は一対一の付き合いになり、自宅に招くことになります。プライベートな先生ですので、子供はもちろんのこと、保護者との相性も大切です。 腹を割って話すことができるか、信頼できるか、多少プライベートなことも話せて、勉強のときは真剣に挑めるのが理想的と言えます。家庭教師をお願いする前に直接面談する機会を設ける必要があるでしょう。

3. 指導経験・実績

家庭教師は、大学生のことも多く、指導経験・実績はあまりないこともあります。しかし、学生であっても将来は教師を目指している、塾の講師の経験があるなど、複数の指導経験・実績のある方もいますので、未経験は心配という場合はそういう家庭教師を選ぶようにしましょう。